日本酒の発祥とは

本当に日本酒発祥なの?


日本酒の定義は、コメを麹菌によって発酵させ醸したお酒です。
太古の昔、世界中でお酒と言えば、果実や穀物の腐敗による発酵酒か
唾液酵素による口噛み酒でした。それは、わが国日本でも同じでした。

庭田神社の ぬくゐ川に残る伝承に 神々が戦利品のお米を川につけておいたところ カビが生えてしまい残念に思っていると、そのカビから なんともおいしいお酒が生まれたとありました

このカビこそ日本酒の素となる麹カビであり、日本人が麹菌と出会い 麹菌によるお米の発酵酒である日本酒の生まれた瞬間でした!

日本酒と言えば、どこでも購入できる透明なお酒をイメージされるかもしれません。
この時生まれたのは、麹と米をただ合わせて発酵させた荒々しい原初のお酒ですが、紛うことなき日本酒です!
時代が進み発酵させるだけでなく、麹や酒かすを濾して雑味をとり洗練したものが現在 皆さんの良く知る透明で透き通った清酒となりました。
この清酒の発祥は奈良県三輪地方と言われています。

ぬくゐ川の伝説は、永くただの言い伝えだと思われていました。
しかし、西暦700年代に編纂された播磨国風土記にこれを裏付ける記述があり、伝説が
真実であったことがわかりました。

日本酒発祥なのに造酒屋が無いのはなぜ?

この地域は古来どぶろくを各家で製造しておりました
同地域にある観音寺の土蔵には古いどぶろくの大甕が五十以上もあったと言います
明治維新以降個人でお酒を醸すことは違法となり、どぶろくづくりの風習も消えてしまいました。
しかし近年まで、この地からたくさんの人が冬場の出稼ぎのため、宍粟市山崎町や神戸市灘区の造酒屋で杜氏として働いていました。日本酒とは深いつながりを持った地域だったのです。

カビが生えたお米を捨てることなく活用したこの記述は
 醤油や味噌にもつながる日本人の発酵の歴史の第一歩でもあります。
     
                                                               





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